発言ベタでも大丈夫!会議で認められるための3つのコツ
こんにちは。
内向タイプ・コミュ障のもつ価値を活かすQuietValue研究所の桜井です。
どの会社でも会議はつきものかと思います。
私も前職では、1日に1、2回は会議がありました。
往々にして、私を含め内向型タイプの方は会議などの複数名が集まって打ち合わせ、議論をするのが苦手です。
それにはいくつか理由があります。
・その1
内向型タイプは、複数名にわたる議論の際に、新しい情報を吸収して理解しアウトプットをするまでに時間がかかってしまうのです。
・その2
内向型タイプは、会議のような「集団」のなかで発言することに緊張を覚えてしまうため、そこに非常に労力を使ってしまい、疲弊してしまう。いきなり意見を求められても、思考がまとまっておらず固まってしまいます。
・その3
内向型タイプは、論点について考えることに集中し、内容をまとめることに注力しなければならないため、発言の機会を逃すことが多いように感じます。考えがまとまっていない状態で、話し始めることを苦手としており、それであれば黙っていようとしがちなのです。
こういった点から、会議のシーンでの活躍が、相対的に見られにくい傾向にはあると思います。
私もよく発言のタイミングを逃すことが多いです。あれこれ考えていて、さらに周りの人の発言が終わるのを待っていたりすると、別の議論になってしまい発言を逃すことがあります。 こういった点にも 物腰のやわらかさ(もしくは押しの弱さ)が 出てしまいますよね。
とはいえ、その仕事(事業)を良い方向に導くためには、やはりアウトプットは必須です。
各人の発言があり、議論を交わしながらよい解決案や方向性が見えてくるものです。
発言が苦手だからといって、アウトプットがなくても良い、ということはないですよね。
では、どうするか。
内向型タイプのよさを生かして、どうやって良いアウトプットをしていくか。
■1 会議の中で「これだけは伝える」と決めておく。
会議に参加するまえ、もしくは参加している途中で、思いついたアイディアや、提案などがあるのであれば、時間を取ってもらって、自分だけが発言する時間を用意するようにしましょう。 その時間はあなただけの時間です。 腹式呼吸をして心を整え、身体の重心を落とし、トーンを落としてしっかりと伝えましょう。
事前に思いつたものであれば、アジェンダとして入れてもらう。
会議中に思いついたものであれば、「一点よいですか?」として枠をもらいます。
ポイントは、その会議の目的に沿っているかどうかです。
会議で議論をしていると、良くありがちなのは、枝葉に話がおよび論点がどんどんずれていってしまうことがあります。
内向型タイプであれば、その会議の本質を見極める力は十分にあるはずです。
いかにたくさんの発言をすべきかにこだわらず、自分の価値を生かして本質にそった、本質に向かった議論・発言を心がけましょう。
■2 会議の進行役(ファシリテーター)になる
さまざまな議論に交じって、たくさんの意見を交わしていく立場ではなく、その会議の進行役として、自分をおきます。
さきほどあった、会議の目的にそって今の議論が展開されているか、それを俯瞰し、ずれているようであれば軌道修正し、さまざまな意見がでているのであれば、一度話を止めて、意見を集約していく。
これであれば自分でペースが作れますし、内向型タイプの力も発揮しやすいかと思います。もちろんその分野に関する知識は必須ではありますが、自ら志願してそのポジションにつくことは、周りからも評価を得やすいところだと思います。
■書面で伝える。メールで伝える。
発言そのものに抵抗を感じる方も多くいるかもしれません。そういう場合でも、やはりアウトプットは必要です。
そうであれば、事前に資料を作成する。もしくは会議の前もしくは後に、メールで自分の意見を伝えてみるのもよいと思います。
もしくは、会議の場でのアウトプットが苦手であれば、メールで自分の意見を伝えていくのも良い方法だと思います。
プレゼンテーションがどうしても苦手という方もいると思います。どこかのタイミングでそういったスキルも磨いていってもらいたいとは思いますが、当面の手段として、メールで自分の意見を常日頃から発信していくのは良い手段だとは思います。 メールもなく、口頭ので発言もない、という何もアウトプットがない状態よりは、よほど良いかと思います。
仕事(事業)はアウトプットをしてナンボです。成果物がある仕事であれば良いというものでなく、「伝える」ことは仕事をしていく上で必須の要素だと思います。
円滑なコミュニケーションでなくとも、世の中にはたくさんのコミュニケーション方法があります。 なので必ずしも口頭でなくともよいのではと思います。口頭でのコミュニケーションが苦手なのであれば、メールやチャットのツールを用いてもよいでしょう。
そうしてアウトプットをしていくなかで、自分のことを知ってもらい、認められていくうちに、その集団そのものが自分にとって、苦手と感じなくなってくるものです。私もそうでした。
今の自分はこうだけれども、より良いアウトプットをするためにはどうしていこう。
そう考えて、仕事をされると、自分の良さを生かしつつ、良い成果が出てくると思います。