内向型タイプの疲れない人付き合いの3つの方法

人付き合いに疲れていませんか?

なぜ私たちは人付き合いに疲れてしまうのでしょうか。
あなたの友人の中には、「パーティで誰かに会うのが楽しくて仕方ない!」という人もいるでしょう。

友人と会うのは楽しいのに、大勢の場に行くと本当に疲れる。そんな気持ちになったこともあるでしょう。また、特に女子特有のグループや派閥。こういった存在に嫌悪感や違和感を感じてしまうのではないでしょうか。
あのグループの空気感や、誰かと一緒に行動を共にしたり、合わせなくてはいけないという義務感が耐えられないという気持ちになります。そのうちに、私たちは文字通り「いっぱいいっぱい」になるので、外部との関わりをシャットアウトしようとします。周囲はあなたが「無関心」と認識してしまうのです。しまいには、「空気が読めないやつ」なんて誤解まで与えかねません。

こういうことが悪循環になり、さらに人付き合いに疲れることになるのが私たち内向型のよくあるパターンです。

しかし、本来私たちも人付き合いが嫌いということではないはずです。誰かと考えを共有したり、深い話で盛り上がるものほど、楽しいものはないですし、家族や恋人とは、良好な関係を築けている人も少なくないでしょう。
では何故、グループでの付き合いや、多くの人がいる場での付き合いが苦手になってしまうのでしょうか?

それは、私たち内向型の人間は、その場の空気に慣れるまで時間が掛かるからです。別の言葉でいえば、「人見知り」とも言えるでしょう。内向型の私たちは、その場の空気に慣れるまで、いろいろな情報を無意識に収集し、そうしているうちに疲れてきてしまうのです。

あなたにとっての疲れない人付き合いとは?

では、疲れない人付き合いとはどういうものなのでしょうか?

内向型の人は、マンツーマンかつ自身の関心度の高い話題を話しているときは、活き活きしています。簡単に言えば、ゲーマーがゲーマー同士でゲームの話をしているときは、最高に楽しく疲れとは程遠い『付き合い』をしていると言えるでしょう。

その会話の中身は、一見第三者から見ると理解できないような複雑な議論や深い会話も楽しくて仕方がないときも多いです。

相手の意見をじっくり聞いて自分もそれに対してアイデアを出すというような、生産性の高い会話は内向型の得意分野でしょう。
また、私たちは『適度な』距離感の人付き合いがちょうど良く感じます。なので、上記のような深い話が出来る仲間でも、適度な付き合いが心地よいのです。

中には、家族や恋人、友人と片時も離れたくように「ベッタリしていて幸せ」という人もいますが、私たちのように、お互いのプライベートスペースを保つことで上手くいく関係性もあります。

カップルでもいろいろなパターンがあると思います。彼女は、毎日LINEや電話で頻繁に連絡を取りたいという気持ちに対して、彼氏は朝と晩のあいさつはLINEで入れるにしても、電話は1週間に1回あれば十分という思いがあるとしたらどうでしょうか?

彼女は、寂しく感じ頻繁に連絡を取ろうとすることに対し、彼はそれを「面倒だ」と感じるでしょう。そうして、彼は疲れていくのです。

このカップルは一つの例に過ぎないですが、誰しも、心地よいと思う距離感が違います。内向型の私たちは、「近づきすぎない」距離感が一番疲れないのです。

疲れない人付き合いをしよう!

では、マンツーマンではなく、グループでいなければいけない状況や、飲み会に誘われたときはどうすれば良いのでしょうか?

出来るだけ疲れない人付き合いをするコツを一緒に考えてみたいと思います。

1.飲み会に誘われたら、それは本当に行かなければならないか考える

飲み会などの人が集まるところに誘われた場合、すごく憂鬱な気持ちで行こうかどうか迷うのは私たち内向型の常です。仕事関係であれば、行かないわけにも行かないし、親しい友人の結婚式であれば、行かないという選択肢はないでしょう。

しかし、「迷うような集まり」も中にはあります。内向型の人は良くも悪くも、優柔不断で断り切れない性格なので、流れで行ってしまって散々な目に合うことも少なくないです。そうならないように、自分の中で「行くかどうかの基準」を設けると良いでしょう。

例えば、その集まりに行かなければ、自分もしくは大切な誰かが傷つくのか?あるいは、自分の将来に大きくかかわってくるものなのか、などです。

また、良い基準としては、この集まりはこれっきりかどうかです。来月また開催されるのであれば、そこに参加しても問題ないのではないでしょうか?

飲み会などの集まりはすべて参加しなければならない、なんてことは決してないのです。必要なものに参加すると思えば、少し気が楽になりませんか?

2.上手な断り方を身に着ける

では、実際断りたいと思ったとき、どんな風に断るのが適切でしょうか?内向型人間にとって、苦手なものの一つは「断ること」でしょう。

うしろめたい気持ちや少ない人間関係をこれ以上少なくしたくないという気持ちが働くと、上手く断る文句が出てこなくなりそうですね。しかし、誘った側も無理やり来てもらうという気持ちは一部を除いてないと思うので、気を悪くしない断り方も存在します。

一番無難なのは「先約がある」と断り、その先約の内容は言わないことです。すでに用事があるのであれば、それは仕方のないことだからです。

そして、好感度のある断り方としては、「先約があるけど、次回参加したい」と意思表示することです。これは、行きたくないわけではないという気持ちが伝えることができるので、相手も気を悪くすることはないでしょう。

3.自分の「付き合い方」を周知する

はっきりと付き合い方を事前に伝えてしまうのも手だと思います。

もちろん「私内向型なんで、話しかけないでください」なんて言うわけではないです。どういった距離感が良いか、事前にお知らせすると良いでしょう。仕事上の付き合いは、相手に合わせなければならない部分もあるので、難しい場面も多いですが、プライベートになればそれはこの方法は使った方が、楽です。

たとえば、付き合う前のカップルであれば、「私はこのくらいの連絡頻度が良いと思う」「自分はこのくらいの連絡頻度になると思うけど、決して君のことが嫌いな訳ではないんだよ」と。

内向型は考えていて口に出さないことも多いので、自分がして欲しいことや心地よいと思うことは、積極的に相手に伝えるのが得策です。

相手が悪い気分になってしまうんではないか、というのはほぼアナタの勘違いや考えすぎのことが多いです。言い方さえ気を付ければ、自分の希望は相手に伝えて、後々自分が疲れないようにしましょう。

まとめ

内向型の人間がいくら人付き合いをしたくないと思っても、ビジネスは当然、プライベートでもやむを得ない部分は必ず出てきます。ただ、私たちは距離感を取ったりすることはできるのです。他人との疲れすぎない距離感を作って、出来るだけ受けうるストレスを軽減することは可能です。

大事なのは、疲れてしまう前に対策をすることです。人との関係性を悪くしないための「距離感」を大事にしていきましょう。