内向型タイプは疲れる?その理由と3つのアドバイス

内向型人間が疲れるには理由があった!!

「あぁ・・・もう自分は仕事に向いていないかも」
「人と居るだけで疲れるなぁ・・・」
ただ普通に仕事をしてるのに、こんな風に『疲れる』気持ちは、内向型の私たちにとって珍しいものではありません。また、人間関係でつらい気持ちになったり、疲れを感じやすいのも内向型の特徴の一つです。
そうなると毎日毎日仕事に行くのが苦痛になったり、あの人に会うのが嫌だな~と思う気持ちも増幅してしまいがちです。

「なんでこんなに疲れてしまうんだろう?」

実は内向型の人は、とある理由で疲れを感じやすいのです。しかし、その理由と乗り切るコツはあります!
もうそんなに悩む必要はありません。一緒に考えていきましょう!

理由① 世の中の多くの事は外向型に作られている

一つ目の理由はこれです。外交型の人たちによって、様々なものが外交型に作られているのです。
大体7割ぐらいの人が、外向型と言われている中で、私たち内向型は少数派です。そして、世の中は、多くの外向型の人たちの手で、外交型中心に作られていて、内向型の人にとっては馴染めないと感じることが多いのです。

例えば、今はやりのSNSだって、友達と繋がれば繋がるだけ「良い」ような風潮があるし、『いいね』がたくさんもらえたら「人気がある人」のようにも思えてきます。

決してこれらのサービスが悪いわけではないですし、現に流行っているので、多くの人々の間ではやっているので、間違いなく成功していると言えるでしょう。しかし、このように、あらゆる人と繋がることをベースとしたことに息苦しさを感じてしまうのは、私たちにとって別に変なことではないのです。

理由② 内向型は誤解されやすい

内向型は、誤解されやすく、その誤解を解いたり、正しく理解してもらうために労力を費やす必要があります。そのため、その誤解を受けていること自体に疲れたり、その誤解を解くための行動で疲れることもあります。
大抵、外交型の人は圧倒的に社内外での受けが良いです。

人と接することでパワーを得る人々なので、軽い会話を頻繁におこない、愛想もよく、大勢の前でも自分のことを饒舌に語るのも得意です。そうなると、やはり「感じが良いよね」と思われやすいです。
その一方、なかなか同じように出来ない内向型の人は周りから良い評価を受けにくくなります。
「自分はどうせ評価されない」

「どうせ▲▲さんのように社交的になりきれないから、自分は受けが悪い」

そう思ったことありませんか?
特に周りに外交的な人が多ければ多いほど、そのように自己嫌悪になってしまうことは多く、内向型の人は劣等感を感じざるを得ません。
コミュニケーション能力がないと勘違いされたり、協調性がないと言われてしまったことはないですか?

「もうちょっとアイツみたいに積極的になれば?」なんて言われてしまった日には、「あぁまたか」もしくは「なんかもうやる気でないな」なんて思ってしまいますよね。

本当は、陰でコツコツ頑張っても、そういったところは見てくれずに、対人的要素だけを評価されてしまっては、毎日疲れる気持ちにもなってしまいます。

内向的な私達といえども、人と話すのは嫌いではないはずです。しかし、仕事で窮屈な思いをしたり、心無いことを言われて、自信を無くしてしまい、「自分はコミュ障だ」と自分自身で勘違いしているケースも少なくないのです。

自己嫌悪や自信喪失によって、仕事の疲れを感じてしまうようであれば、その自信を取り戻したり、勘違いしている部分を自他共に見直してみれば、良いのです。

理由③ 多くの人と関わると疲れやすい

内向型の人にとって、多くの人と触れ合うこと自体、疲れることが多いです。

公私どちらでも、あまりに多くの人と関わったり、そういった場に出ると疲れませんか?パーティや飲み会に行っても、楽しくても、ふとした瞬間に帰りたくなったり、帰宅後にドッと疲れを感じることは多いでしょう。

また、プレゼンなどの大勢の場で発表しなくてはならない場合、頭がパニックになり、話そうとしたことが真っ白になってしまうこともあるでしょう。
実のところ、内向型の私たちは外交型の人とは異なり、エネルギーは内側に向いているので、外側からのエネルギーは私たちを消耗させます。つまり、一度に人に多く会えば会うほど、エネルギー消費が激しくなり、結果的に疲れてしまいます。

しかし、人と触れ合うことは決して嫌いというわけではなく、仲良くなった人と過ごすのはとても楽しいし、心地良いですよね。

内向型の人たちが、人と触れ合うときに少し工夫すれば、だいぶ気苦労や疲労感が変わってきます。

疲れないための3つのコツ

自己評価を高めるコツ

まずは、「内向型は内向型のままでいい」と認識するところが大事です。内向型はもともとの性質であり、個性であり、人間性であるので、それを変えるという必要はないのです。もし、それで周りから非難されたり、孤独感を感じたことがあるならば、「自分と周りは性質が違うから、お互いに理解できないんだ」と割り切りましょう。

それでも、やはり気持ちが晴れない場合はこんなポイントを考えてみてください。
自分がした事で、誰かから非難を受けたり罪悪感を感じた場合、一度立ち止まって考えてみてください。それは本当に誰かを傷つけたり、ほかの人の邪魔になったでしょうか?

私たちは、昔から外との違和感を感じて「自分が悪い」と思いやすくなっています。今一度、自分の言動は本当に悪かったのか考えてみてください。

悪くなければ、「自分が思っているほど、あの人は気にしていない」と自分に話しかけてなだめてみてください。

悪ければ、誠意を持ってすぐ謝れば良いのです。人は誰しも間違いをします。間違いに気付いてきちんと謝罪できれば、それで十分なのです。
内向型の私たちは、「気にしすぎ」なのです。他人はそれほど、自分の事を気にしていません。「自分は悪い」という評価を少しでも無くすことは、自分自身を浮上させるには、大きな要素となるでしょう。
まずは、自分の事は自分が認めてあげなければ、いつまでも疲れてしまいますよ。

自分のリズムを知っておく

大勢の前に行かなければいけない場面も時にはあるでしょう。内向型が疲れを感じるケースはいつ何時でもあり得ます。

そのストレッサーは最悪自分だけではどうにか出来ないにしても、受ける側の自分の対処は出来ます。自分自身の準備をしておいたり、元気のリズムを把握しておくのは、疲れを感じた時に対処がしやすく、また余計な心配を考えなくても良いです。
例えば、いつもと同じ1日を過ごしていて、一番疲れを感じる時間帯はいつか把握しておくのも大切なことの一つです。一般的に「多くの事柄をこなした夕方や夜が一番疲れを感じるに決まってる!」と考えがちですが、そうでもないのです。

たとえば、金曜日の夜であれば、仕事や学校から解放されて、何の咎めもなく自分の好きなことができるとすれば、あまり疲れを感じないかもしれませんよね。
睡眠を取って一番スッキリしているはずの朝であっても、昨夜の飲み会が残っていたり、重要な会議が午前中に控えていたら、ドンヨリした気持ちになって逆に疲れを感じるでしょう。
また、どんな時間帯、どんな状況であれば、人と会うことに積極的になれるか?と考えるのも、いろんな人とのコミュニケーションを作る上でも役に立ちます。
一番パワフルな時に、仕事を頑張る時間にしたり、人と会うのは良いアイデアですね。逆に、一番疲れる時間帯には、なるべくリラックスして過ごせるように前もって準備しておくことで、自分も周りもストレスなく過ごせるでしょう。

逃げ道を作っておく

疲れを感じてしまった後は、どうしようか、という逃げ道を作っていくのは内向型人間にとって、とても重要なことです。

人の少ない穴場のカフェでゆっくりオリジナルハーブティを飲んで、ただただゆっくりするのでも良いです。ひたすら家にこもってゲームをするのでも良いでしょう。

一日中マンガ喫茶にこもって、ひたすらマンガを読むことが何よりも「幸せなこと」であれば、友人に「それの何が面白いの?」と言われても、漫喫でマンガを読みましょう!

リラックスできる環境といえば、自分のお気に入りの香りや色も用意できると良いでしょう。最近は男女問わずアロマも人気があるので、好きな香りのアロマを使って、癒しの空間を作り出すのも手です。
また、こういった物質的な逃げ道だけでなく、精神的な逃げ道も重要です。自分がいっぱいいっぱいになった時に、本当に相談できる人を作っておくことです。内向型の人は一人が居やすいと思っているので、自分一人で何でも抱え込みやすいです。しかし、人間にも限度は誰しもあります。

つらいときはつらいと誰かに吐き出すこともたまには必要です。内向型の人は、浅く広くの付き合いは苦手ですが、少数精鋭でも友人を大切にできる性質を持っています。自分がつらい時にこそ、信頼の厚い友人に頼るのは、大切な『逃げ道』です。

まとめ

内向型タイプは、大勢の人がいる環境にストレスを感じたり、人間関係のストレスを過敏に受け取ってしまう傾向があります。それは、決して悪いことではなく、他人に非難されるべきことではないのです。今までの環境で、そういったことに劣等感や違和感を感じて、自分が悪いのではないのか、と思い悩んでしまわないでください。

自分のリズムやリラックスできる場所、そして何よりも人を頼ることで、疲れるという気持ちはラクになるでしょう。一人でいることで緩和されるのであれば、それに越したことはないですが、辛ければ、何も一人で抱え込むことはないのです。たまには吐き出してスッキリしましょう。そして、エネルギーチャージすれば、また明日も元気に過ごせるでしょう。