自分に自信がない人は必見?!自信と魅力を身につける方法4選!

2017年11月6日

自信がない人のよくある4つの「いけない」思い込み

自信がない人は、一般的に自己肯定感が低いと言われています。自分を認めることができないがゆえに、いろいろなことに挑戦できずに、失敗も含めた成功体験を積む機会が減っています。当然成功体験を得られなければ、それを自信とすることが出来ないので、自然と自信を感じる機会が減ってしまうでしょう。

つまり、自己肯定できないと、自分の可能性を狭めてしまっているのです。自分が自分を認めてあげられていない事には何か原因があるのでしょうか?

自信がない人には、いくつかの「いけない」思い込みがあります。

 

1.がんばらなきゃ「いけない」

「自分はまだまだだから、がんばらなきゃいけない」と、私達は思うこともあるでしょう。しかし、この「まだまだ」という基準が過度であったり、自分を過小評価しすぎているケースがあります。

このように、人が「がんばらなきゃいけない」と強く思う要因は色々ありますが、人からの評価や人からの目を過剰に反応してしまうからという理由が強い傾向にあります。「認められたい」「良く見られたい」「受け入れてもらいたい」という気持ちがあるのではないでしょうか?

ある一定の「人から認められること」は必要かもしれませんが、がんばり続けることのモチベーションは、それだけで本当に良いのでしょうか?がんばらなければ、人から認められないのでしょうか?

がんばりすぎた代償に得られたものに、どこまで価値があるのか今一度考えてみても良いでしょう。がんばらないより、がんばっているに越したことはないですが、がんばりすぎて苦しくなってしまうのは、本末転倒です。

 

2.完璧でいなければ「いけない」

「がんばらなきゃいけない」と同様に、「完璧」なことに対する執着も、自信がない人の思い込みの一つでしょう。仕事は完璧でいることに越したことはないですが、人間は機械ではないので、時には間違えることもあるでしょう。また、「完璧」を常に求めてくる人間も、あなたの周りにいるかもしれません。その完璧なことは、実現不可能でない限り、努力するべきでしょうが、現実的でない完璧性を求めてくる場合は、一度立ち止まって考えた方が良いでしょう。

人は常に、完璧でいようとすれば疲れてしまいます。でも、他人は自分のある一面しか見ていない事もあるので、それだけを見て、批判してくることもしばしばあります。そのような批判をされないように、「完璧」でいようとするのです。

 

3.自分の意思をがまんしなきゃ「いけない」

自分に厳しく、他人に配慮しすぎるのも自信がない人はよくやりがちです。時に、自分の欲求を抑えてまで、他人を優先したりすることもあります。人に優しくすることは、決して悪いことではないですが、自分をそこまで蔑ろにして得るものにそこまで価値があるのでしょうか。

たとえば、嫌な仕事や、全くする必要のない仕事でも無理して請け負ってしまうことや、結果がでるまで頑張ってしまうこと、体調が悪いのに無理して出勤することなど、多大な自己犠牲が伴うことは決して褒められることではありません。

当然何かのタイミングで、頑張れば誰かが褒めてくれることはあるでしょう。それが他人に認められた気がして、「もっと頑張らなけければ」と真面目なあなたは頑張ってしまうのでしょう。

こうした無理が生じる「頑張り」には、いつか綻びが生じます。今起きなくても、いつかは起きます。

もしくは、自分の意思を我慢しなくてはいけないことに疲れてしまうかもしれません。そうなると、他人から褒められる行為「がんばる」ということは愚か、他人と関わること自体が怖くなったり、関わることを避けてしまうこともあります。

 

4.人を助けなきゃいけない

「人に優しくあれ」と親から教えられて育った人も多くいるでしょう。それ自体が悪くはありません。困っている人がいれば助けたいと思う気持ちがあるのは、良い心です。ですが、自分のことを蔑ろにしたり、自分の事も出来ていないのに、他人のことに手を出すのは考え直した方が良いかもしれません。

自信がない人は、人から認められたいという気持ちが人一倍強いので、他人から頼りにされたり、注意を向けてもらえる行動に敏感であり、「人助け」も無意識に、その一つだと思う傾向にあります。

ハッキリ言うならば、人を助けることを自尊心を満たすことに利用しているに過ぎません。誰かを一生懸命助けることによって「得られるであろう感謝の言葉」を期待しているのです。その感謝の言葉によって自信を持とうとするのです。では、そういった言葉が得られなかったときに、どんな感情を向けますか?「なんだよ、せっかくここまでやったのに」と思ったりしませんか?誰かを助けるときに、本来見返りを求めるべきでないのに、何かしらの見返りを求めてしまい、それが得られないときに、相手が憎たらしくなったりしませんか?

 

思い込みを改善するために

 

行き過ぎた自己犠牲をやめよう

上記で挙げた、いくつかの「いけない」は、いずれも行き過ぎた自己犠牲が原因になっていることも多いです。

自分を傷付けることや、自分の何かを犠牲にしなくてはいけないことは、一見周りから高評価を受けそうですが、実際そんなことはありません。

また、自己犠牲する人は、一般的に「いい人」「真面目な人」と言われるかもしません。しかし、人の言うことばかり聞いて、自分の事を蔑ろにしても素直に行動する人は、「その行動に責任を取りたくない」とも言えます。

いわゆる優等生タイプに多いと言われていますが、自己犠牲によって、「自分を無くし」てしまうと、学校では生きていけても、社会に出た時にすごく生きづらくなります。そう感じている人も多いのではないでしょうか?

自分の行動に責任を持てない人は、果たして仕事を任せてもらえるのでしょうか?

できない事を「できない」と言えない人は、本当に責任感があると言えるのでしょうか?できない事を引き受けて、結局できなくて、どうしようもなくなってパンクしてしまって、周りに迷惑かけるのは決して褒められるものではありません。

 

自己犠牲するのは、本当の意味で「いい人」でもないし、優しい人でもありません。自己犠牲することで得られる他人からの「感謝」は、その時は気持ちの良いものかもしれませんが、いつかは綻びがくるものでしょう。

「自分が我慢すればいいや」という思い込みは、全く美しくないのです。

 

幼少期のトラウマとの関係性

自信がないのは、幼少期の体験が関係していることもあると言われています。例えば、親からあまり褒められずに育ってきたとしたらどうでしょうか?「見てみて、こんなの出来たよ!」「テストで100点取ったよ」と言っても、さして褒めてもらえなかった子供は、自分を認めてもらえない気分になるでしょう。何をしても自分は認めてもらえなければ、自分が否定されたような気持ちになります。

そうなると、大きくなってから誰かに「自信を持て」と言われたところで、どうやって自信を持つのか分からなくなるでしょう。試合で頑張っても、本当に褒めてくれるのか?自分を認めてくれるのか?褒めてくれたとしても、それは偽りなのではないか?そうしたら頑張る意味はあるのか?といったような悪循環に陥ることもあります。

また、兄弟がいる人は、兄弟と比べられて育つことも珍しくありません。「お兄ちゃんはテストで90点取ったのに、なんであんたはこれしか取れないの」と良く家庭で聞くセリフでしょう。何でもそつなくこなす兄弟や姉妹がいると、親や周囲の人間は、自ずとそちらばかり目を掛けたり、可愛がったりします。そうした事が、もう一方の自信を喪失させることもあります。「僕は何をやっても駄目なんだ」と。

しかし、自信というのは色々な経験を通して、後天的に身につくものでもあるので、幼少期のトラウマを大人になって克服することも十分にあり得ますので、悲観的になる必要は全くありません。

 

 

自信と魅力の見つけ方4選

 

1.ありのままの「できない自分」を認める

出来ない自分や、失敗することは、誰しもなかなか認めたくないし、出来ればしたくないものです。特に仕事で失敗することは、出来るだけ避けたいし、自分の成績や会社にも迷惑が掛かることも十分にあり得ます。しかし、それ以上に避けたいのは、「できないことを認めないこと」です。

これは、自分の可能性を認めないこととは全く別です。どちらかといえば、「現状把握」です。今自分は何が出来て何が出来ないのか認識することは非常に重要です。そして、何よりも大事なのは、「できない」ということを認めることです。できない事は決して恥ずかしいことでもないし、誰もがそれはあります。肝心なのは、できない事をできるようにしていくために何をするか、ということです。

例えば、世界史が苦手な学生が一人居たとします。世界史が嫌いだと諦めるのではなく、まず認めます。その上で、なんで嫌いなのか考えてみます。「暗記」が嫌いなのであれば、他の暗記科目について考えてみましょう。もしかしたら、日本史はそこまで悪くないかもしれませんよね。そうなると、世界史が嫌いな理由は他にあるはずです。カタカナの人名が何の脈略もなくて覚えにくい、という理由に行きついたとします。そうなれば、覚えやすい歌なんて作ってみてはどうでしょうか?単なるカタカナの羅列よりも一層覚えやすいかもしれません。

ハッキリいうと、世界史を克服するための手順はどうでも良いのです。克服するために、やったこと全てに意味があります。そうした過程を経て、少しでも点数が良くなったのであれば、それは大きな成果です。自分は「できない自分」のためにここまで努力し、成果を出したのですから、それは絶対自信を持って良い部分なのです。

こうした成功体験を積み重ねるために、まず「できない自分」を見つけてみるのが大事なのです。

 

2.失敗しても自分を責めない

では、上記の『世界史克服作戦』が失敗したときはどうしたら良いでしょうか?「あぁ、なんて自分はバカなんだ。やっぱり世界史なんてダメだ」と思うでしょう。あるいは、「こんなに努力してもダメなんて、自分はなんてダメな奴だ」とそれこそ自信喪失してしまう場合もあるでしょう。

しかし、諦めるには早いです。失敗することも大事です。単なる『作戦A』が失敗したに過ぎません。『作戦B』を実行すれば良いだけの話です。失敗したときに、反省するなとは言っていません。反省するのは、必要です。なぜなら、反省しなければ当然何が悪かったのか分かりません。『作戦A』の何が悪かったのか、考えてみるのはもちろん重要です。その上で『作戦B』を作り上げていくのです。

大事なのは、失敗して自分を責めないことです。自分を責める暇があるなら、次の作戦を立てる方が有意義です。そうはいっても、自分を責めてしまいたくなる気持ちは十分に理解できます。では、こう考えてみてはどうでしょうか?

「この失敗は次で成功するための布石」

よく言われる「失敗は成功のもと」というやつですが、極端に言えば2つある道のうち、今回の失敗で1つ塞がれたのだから、残りは一つを突き進むだけと言えます。今さっきの失敗は、成功の道を進むための必然だったという考え方をしてみるのはどうでしょうか?

失敗したからこそ、成功したときの喜びは大きいし、それこそ大きな自信につながります。

 

3.他人の批判に過剰反応しない

自分で分かっていることを他人に言われると、なんだか余計に腹が立つことはよくあることです。特に、自分の欠点や出来ない事を批判される事は、誰しも耳が痛いことです。何かをしたり、何かを発表すれば、それは人の目に触れることになるので、当然他人から批判されることもあるでしょう。時には、心を痛めるような批判を食らうこともあるでしょう。しかし、その批判に過剰に反応したり、まともに受け取らない方が良いです。

 

例えば、歌の上手い人がYouTubeで動画を公開したとします。多くの人が良い感想をコメントしていても、中には辛辣なコメントを突き付けてくる人もいるでしょう。仮に「歌が下手」と言われても、それは受け流すのが大事です。そのコメントしてきた人は、どれだけ歌が上手いのでしょうか?プロでしょうか?プロであれば批判はしないでしょう。本当に下手だと思ったら、逆に反応すらしないでしょう。

では、なぜ批判するのでしょうか?それは、その批判者自身が自信がないからです。自分に自信がないからこそ、他人の欠点が目につき、それを批判することで心理的に優位に立とうしているだけです。

本当にあなたに助言してくれる人は、批判ではなく、建設的に意見を言ってくれるはずです。単なる批判者には耳を貸す必要がなく、そうでなければあなた自身も「批判者の立場」になっていまいます。

 

4.自分を褒めてみる

自信がないときは、特に他人から認められたいという欲求が強く出ますが、まずは自分が自分を認めるところから始めてみませんか?

日本人は昔から謙虚であることが美徳であるとされていますが、自分の能力を発揮するにあたって、謙虚でいる必要性は全くないのです。誰かから褒められないと悩んでいるくらいであれば、まずは自分が褒めてあげるのが非常に効果的です。

昨日は1時間掛かった仕事が50分で済んだのならば、大きな成果です。しかし、これが他人の目に触れなかったら誰からも褒められることはないでしょう。だから自分で褒めるのです。「10分も短縮できた自分!すごい!10分で何ができる?」と。少しナルシストになるくらいでも良いかもしれません。そうした自分を褒めることは、その後のやる気にも繋がります。やる気が出れば、確実に生産性は上がるので、仕事の効率は上がってくるでしょう。ここまでくれば、自分だけでなく他人から褒められる機会も増えてくるかもしれません。

こうした好循環は、自信を構築していく上で重要なプロセスです。

 

まとめ

自信がない人は、いくつかの間違った思い込みをしています。その思い込みは、様々なものに起因していますが、改善する手立ては確実にあります。自信を持つために必要なことは、現状把握することと、自分を褒めて伸ばすことです。そのために失敗するのは、当然あることで、それは全く恥ずかしいことではないです。その過程でつらい気持ちになったり、体力的にキツくなるなら、誰かを頼っても良いです。ただし、自信を身に着けるのは、他人ではなく自分です。自分がするべきことが、自信をもたらしてくれるのです。