毎日がぐっと楽しくなる!?好きなことを仕事にするメリットと4つの実践法

好きなことを仕事にするのは夢物語ではない

皆さんは好きなことを仕事にしていますか?「好きなことがお金になるわけない」「好きなことを仕事にするのは現実的ではない」と思われた方がいると思いますが、本当にそうでしょうか。社会人になると、人生の大半の時間を仕事に費やすことになります。そのため好きなことを仕事として楽しむことができれば、人生は非常に有意義なものに変わるといえます。

もちろん、自分の好きなことを仕事にすることには困難が伴います。しかし今ではフリーランスや起業など、多様な働き方が認められつつある時代です。人生は一度きりですので、給料のためだけにつまらない仕事をするのではなく、自分が本当に好きだと思うことを仕事にすることをおすすめします。

ここでは好きなことを仕事にした方がいい理由と、実際に好きなことを仕事にする方法、注意すべきことなどをご紹介します。

 

好きなことを仕事にすべき2つの理由

好きなことを仕事にすることは夢物語だという人がいると思います。しかし、さえないサラリーマンでもニートでも主婦でも、誰だって好きなことを仕事にして生活していけるチャンスがあります。好きなことを仕事に出来るのは、決して才能に恵まれた人だけではないのです。

それでは、なぜ好きなことを仕事にするといいのでしょうか。ここでは2つのメリットをご紹介します。

1つ目は、好きなことであれば積極的に努力ができるためです。例えば旅行が好きな人であれば、自ら進んで旅行に出かけますし、ランニング好きであれば、より長い距離を走るために一生懸命練習すると思います。好きなことをしているとき、人は「○○しなくてはいけない」という義務感ではなく、「○○したい」という意志や欲望によって、積極的に自分の時間を投資します。もし最初はうまくできないことであっても、好きなことであれば多大な時間を使うこともいとわないため、おのずとスキルが上達していきます。スキルが上達すれば活かす場も広がり、好きなことで高い収入を得る可能性が高くなります。

2つ目は、世の中にビジネスに出来ないものはないからです。社会には様々な種類のニーズがあるため、本人にとって大したことないと思う知識や能力であっても、ビジネスとしてお金を稼ぐ力を秘めている場合が多くあります。例えば筋トレが大好きな人であれば、効果的な筋トレを伝えるセミナーを開催したり、筋トレに最適なグッズを作成して販売したり、筋トレの様子をブログに書いて広告収入を得たりなど、あらゆる方法でビジネスにつなげることができます。ビジネスだからと言って難しく考える必要はなく、知らない人に自分が持っている知識を教えるだけでも十分お金を稼ぐことができます。そのためつまらないと思う仕事で稼ぐより、自分の大好きなことで稼いだ方がよっぽど有意義なのです。

好きなことでお金を稼ぐ4つの方法

好きなことを仕事にするメリットを理解できたとしても、「今の仕事を辞めて好きなことをするのはリスクが高い」「本当に自分にできるのかわからない」と不安に感じる方が多いと思います。お金を稼ぐことは生きるうえでの非常に重要な行為のため、心配になるのは当然です。しかし好きなことを仕事にするためには、必ずしも今の会社を辞めなくてもいいのです。ここでは好きなことを仕事にするための4つの方法を紹介します。

1つ目は、副業を始めることです。副業であれば今の仕事をつづけながら取り組むことができるため、最もリスクが少なく、気軽にできる方法と言えるでしょう。副業のメリットとしては、インターネットを使って気軽にできることと、空いた時間にできるので仕事をつづけながら取り組めることです。

今日ではインターネット上に、自分の好きなことを多くの人に提供し、収入を得ることができるプラットフォームが数多く用意されています。例えば自分の知識やスキルを売り出すことができるインターネットサービスがあります。販売されている商品の中には「○○円で相談乗ります」や「○○円で美味しい丸の内グルメを教えます」など、ちょっとした特技を売り出している人もいます。

多くのサービスでは無料で出品することができるので、好きなことを仕事にするはじめの一歩として気軽に利用することができます。また素人であっても、アイディア次第で爆発的なヒットを生み出す可能性もあります。その一方で、生活のための十分な収入を得ることが比較的難しいことや、本業と副業を両立することで自由な時間が減ってしまうという難点もあります。

2つ目は自分の好きなことに近い部署に異動することです。好きなことと会社のジャンルが大きく異なる場合でも、部署によって好きなことを仕事にするための経験や知識を積むことができる場合があります。例えば、IT企業で事務として働いている女性は料理を作ることが好きで、自分の料理を人に教えたり振る舞ったりすることを仕事にしたいと思っているとします。一見ITと料理は全く関係のないジャンルですが、IT企業の営業として、料理教室をするためのトークスキルを学んだり、料理教室を開くための人脈づくりをしたりすることができます。またエンジニアとしてプログラミングやシステムの知識を学び、料理に関するアプリや便利なシステムを開発する知識を得ることができます。このように考え方によっては、今不満を抱いている会社でも、自分のやりたいことを仕事にするための土台作りをすることができるのです。低リスクで挑戦することができますが、会社の方針によって希望の部署に異動できないこともありますし、ほかの方法ほど満足度は得られない可能性があります。

3つ目は転職です。例えば旅行好きの場合、旅行代理店やツアーガイド、旅行雑誌など好きなジャンルの仕事に転職する方法です。転職活動は今の仕事をつづけながらできるので、収入を得ながら転職先をしっかり見極めることができます。また副業の場合は十分な収入が得られないケースが多いですが、転職であれば生活できるだけの収入を稼ぎやすく、会社で好きなことに対する知識を十分学ぶことができます。ただ、希望のジャンルの会社に就職しても、転職先で希望の職種につけないというリスクもあります。

4つ目は起業や独立です。最もリスクが高い方法ですが、会社や周りの方針に左右されず、自分のやりたいことを仕事として形にできるため、得られる満足度は格段に高いです。また成功した場合、ほかの方法と比べてはるかに高い収入を得ることができます。しかし創立20年後に生存している会社は5割といわれるように、生き残るためには多大な努力が必要となります。起業や独立で生計を立てるためには、揺るぐことのない覚悟が必要です。

 

好きなことを仕事にするには「覚悟」がないといけない

最後に好きなことで生計を立てるうえで、絶対に知っておきたい注意点をご説明します。

当たり前のことですが、好きなことを仕事にするためには覚悟がなければいけません。好きなことを仕事にしても、仕事すべてが楽しいことばかりではありません。野球選手は野球が好きという気持ちはもちろん、「絶対に敵チームに勝つ」「メジャーリーグに行く」という強靭な意志があることで、つらく苦しい練習を何時間もすることができるのです。野球の試合を見るのが好きだったり、休みの日に時々野球をする程度であれば、野球を仕事とすることはかなり難しいはずです。また趣味から仕事に代わることで、どんなに気分が乗らないときでも強制的に好きなことをしなければならず、好きだったことが嫌いになってしまうことさえあります。

重要なことは、仕事にしようと思っていることが心の底から好きなのかじっくり考えることです。野球が好きな人でも、野球をすることと観戦すること、教えることでは仕事への活かし方が異なります。まず自分の好きなことを見極めたうえで、好きなことを仕事にする一歩を踏み出すようにしてください。