内向的な人が人間関係を乗り越える方法

内向的な性格ということもあり、仕事やプライベートに関係なく人間関係が煩わしいと感じてしまう人は多いのではないでしょうか?内向的な性格というのは、多人数で居ることよりも一人で居ることの方が好きだという人や、人と話しをしている時に、自分が思っていることを上手く伝えることができないような人のことを言います。

外向的な人を見ていると、明るくて常に前向きな感じで、その人の周りにはたくさんの人が集まっていることと思います。それが本来の人間の正しい生き方なんだと思ってしまうかもしれませんが、そのようなことは決してありません。

内向的な人にはその人なりの生き方というのがありますので、無理に外向的な性格を目指す必要は無いのです。そんな内向的な人は人間関係で苦労していると思いますので、仕事・家庭・友達付き合いの3つに分けて、人間関係の乗り越え方を紹介していきます。

仕事の人間関係で悩んでいる人へ

仕事の人間関係といっても、社内や取引先との人付き合いもあれば、社内行事などの飲み会の場合もあります。内向的な人はどちらの場合であったとしても、人間関係で悩むことが多いでしょうから、自分なりの切り抜け方を見つける必要があります。

 

社内や取引先との人間関係の乗り越え方

仕事をしていると、どうしても避けて通ることが出来ないのが社内や取引先との人間関係です。内向的な性格だからといって、仕事をしないという選択肢を取ることが出来る人はそう多くはないでしょう。

生活をしていくにはどうしてもお金を稼ぐ必要があります。一番良いのは、なるべく人と関わることが少ない仕事をすることですが、どんな仕事であったとしても、人付き合いというのは絶対に欠かせないものです。

そんな内向的な人は仕事中にどのように振る舞えば良いのかというと、まずは仕事をしっかりとこなしていくことです。たったそれだけと思うかもしれませんが、仕事をきちんとこなしているのであれば、上司や同僚からとやかく言われることはありません。

ただでさえ、人間関係で頭を悩まされているのに、仕事の事で追い打ちをかけられたのではストレスが溜まってしまいます。

内向的な人ほど、仕事ではマイペースな部分がありますが、外向的な人に比べて細かい所まで配慮しようという人が多いですから、外向的な人にも負けないくらい強い部分があります。仕事が出来る以上、相手の方があなたに対して気を遣ってくれるようになりますから、自分がやりやすいように仕事を進める事が出来るようになっていきます。

また、取引先の人から突然電話がかかってきて、言いたいことを上手く言葉に出来ず、対応に困ってしまう人も多いと思います。そのような人は、取引先の人とメールでやり取りをする方向に持っていきましょう。

メールの良い所は相手の都合に関係なく好きな時に送ることが出来るということです。内向的な人は口下手な人が多いですから、文章で伝えた方が楽だと感じている人も多いことでしょう。メールの文をしっかりと作成し、資料もしっかりと添えてあげることで相手も満足をすることが出来ます。

取引先によっては、メールの方が楽だと思っている人もいますので、自分の方からメールでのやり取りを提案してみることで、案外すんなりとやり取りを切り替えることが出来るかもしれませんよ。

 

社内行事の飲み会での立ち振る舞いについて

会社の飲み会というのは友達と飲むときと違って、上司にお酌をしてあげたり、どの席に座った方が良いのかということで悩んでしまいがちです。

出来ることなら会社の飲み会には参加をしたくないと思っている人もいるでしょうが、それが出来ないという人も多いと思います。そんな疲れる飲み会に参加をしなければいけない時は、自分が一人になれそうな場所を早めに見つけておくことです。

飲み会が始まる前にトイレの場所を確認しておくのも良いですし、店の外でも構いません。飲み会の最中に5分だけでも自分一人になれる空間を見つけておくだけで、心が休まるようになっていきます。

ただ、あまりにも長時間抜けてしまうと周りの人に心配をかけることになりますから、長くても5分くらいを目安にした方が良いです。人間関係で悩んでいるのに、相手に迷惑を掛けてしまったのであれば、悩みの種が更に増えてしまいますので、注意していきましょう。

 

 

家庭内での人間関係の乗り越え方

内向的な人でも家庭を持っている人はたくさんいます。内向的というのはあくまで人付き合いが苦手なだけであって、人と一切かかわりたくないわけではありませんよね。自分にとって気が合う旦那さんや奥さんであれば、結婚をしたいと思うのは当然のことでしょう。ですが、どんなに相手が良いと思って結婚をしても、時には一人の時間を作って下さい。

内向的な人ほど、自分の時間を大切にしたい傾向にありますので、結婚をしたとしても一人になれる時間は確保するべきです。そうしないと不満がどんどん溜まっていき、いつか爆発してしまう恐れもあります。可能であれば、結婚前に自分の性格のことを相手に話しておいた方が良いでしょうね。

また、いくら相手のことが好きで結婚をしたとしても、相手の親や親戚付き合いから逃れることはできないでしょう。内向的な人は相手の親や親戚と何を話して良いのか分からないと思ってしまうことでしょうが、そんな時は旦那さんや奥さんに協力をしてもらいましょう。間に入ってもらい、話題を振ってもらうだけで気持ちは大きく楽になります。

せっかくの夫婦なのですから、自分には出来ないようなことは相手の助けを借りた方が良いと言えます。

 

友達付き合いは狭く深くを意識してこう

内向的な人ほど、他の人に比べて友達は非常に少ないことでしょう。周りの人からは、「もっと社交的になって友達を増やせ。人脈は広い方が絶対良いから!」と言われてきた人も多いと思います。

周りの人がやたらとそのように言ってくるのを聞いているだけで、友達が少ないことに対して悩んでしまうかもしれません。ですが、内向的な人ほど友達と狭く深い関係を築こうとしていきますので、そのままの状態を維持しながら一人でも多く友達を増やしていくべきです。

交友関係が広いからといって、それが上辺だけの付き合いだとしたらそれは友達がいないのと一緒です。内向的な性格の人ほど、何か困った事があった時には友達が手を差し伸べてくれますよ。

 

まとめ

内向的な人は仕事やプライベートに関係なく、もっと社交的になるべきだとか周りの人から言われてしまいますが、内向的な人にしか築くことが出来ない交友関係がありますので、自分の中でそれをしっかりと持っているのであれば周りの言う事は気にする必要はありません。

私の周りに内向的で人付き合いが本当に苦手な人がいて、その人は友達が一人二人くらいしかいない人ではありますが、サラリーマンを辞めてフリーランスの道を歩むことを決めたことで、日々イキイキと楽しそうにしています。

周りの人からは友達も少なくて、社会に馴染めていない人と思われていますが、本人が幸せな気持ちでいっぱいですので、特に気にはしていないようです。

内向的でも自分の中で確固たる気持ちを持つことによって、内向的な人間にしか出来ないこともあるということを忘れないで下さい。